スマホが普及したことで今までになかった健康被害が発生しています。
そのうちの一つが「スマホ呼吸」
毎日続く肩こりや呼吸のしづらさはこのスマホ呼吸のせいかもしれません。
今日は多くの人が知らず知らずになってしまっているスマホ呼吸がもたらす健康被害と対策について説明していこうと思います。
スマホ呼吸とは
スマホ呼吸とはスマホを見る際に前傾姿勢になることで呼吸がしづらくなり、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなってしまう状態をさします。
あなたもこんな体勢になっていることはありませんか?
スマホを集中している時の姿って全然分からないと思うので、家族や友人に聞いてみるのもいいかもしれません。
私たち夫婦もお互いのスマホをいじる姿勢を確認しあったら、妻は猫背に、私は下を向くような体勢になっていました。


この体勢でのスマホ操作が続くと色々な健康被害が発生します。
スマホ呼吸の健康被害
頭痛・肩こり
スマホ呼吸は頭痛と肩こりの原因になります。
浅い呼吸をつづけることで身体が酸欠状態になってしまい、血液中の酸素濃度が低くなることで頭痛を引き起こします。
呼吸と肩こりは一見関係なさそうですが実は肩こりも酸欠状態が原因の可能性が高いんです。血液中の酸素濃度が低下することで、筋肉が血行不良に陥り、疲労物質が蓄積して痛みが発生します。呼吸が浅いことで腹式呼吸ができなくなり、横隔膜の動きが悪いので、自然と首や肩周りに力が入ってしまいます。これが積み重なることで肩こりを発生させます。
頭痛や肩こりが慢性化している場合はスマホ呼吸を疑ってみて下さい。
免疫力低下
スマホ呼吸により免疫力が低下し、風邪をひきやすくなります。
スマホに集中するあまり前傾姿勢や肩が前に出てしまうことで鼻呼吸では息がしにくくなり、やがて口呼吸をし始めてしまいます。
口呼吸をすることでのどに直接菌が付着する可能性が高まります。
のどに長時間ウイルスがとどまることで、風邪やインフルエンザといった感染症を発症しやすくなってしまうのです。
最近体調を崩すことが多い方はスマホ呼吸が原因かもしれません。
脂肪が燃えにくくなる
意外なことにスマホ呼吸によりあなたの身体は太りやすい身体になっているかもしれません。
浅い呼吸が身体を酸欠状態にすることは先ほど説明しました。
この酸欠状態が脂肪が燃えるのを抑制してしまうのです。脂肪を燃焼させエネルギーに変えるには酸素が必要不可欠です。この酸素が不足してしまうと脂肪をエネルギーに変換することができず身体に溜め込みやすくなります。
スマホ呼吸を改善することでダイエットになるかも?
あなたの身体は大丈夫?
スマホ呼吸による健康被害が出ているかは下記事項を確かめることで分かります。
- 一日中身体がむくんでいる
- 両腕を上げて耳につけることができない
- 鎖骨あたりを押すと痛い
- 猫背である
1つでも当てはまることがある人は要注意です。
悪化して様々な健康被害が出る前にスマホ呼吸をやめて正しい姿勢でスマホを扱ってください。
深呼吸とストレッチで対策を
スマホを長時間使用した時は深呼吸とストレッチを行うように心がけて下さい。
深呼吸のやり方
- 3秒以上息を吐く(この時かるく身体を丸め脱力する)
- ゆっくり息を吸う(両腕を上げ背中を少し反らせる)
- 1~2を3回以上繰り返す
深呼吸は吸うことよりも吐くことを意識するために吐く動作から行って下さい。
身体を使って深呼吸することでストレッチを兼ねることもできますよ!
ストレッチのやり方


- 両手を組み頭の上にあげる。
- その後左右に身体を傾けストレッチする。(呼吸はとめないように注意)
- 組んだ手を身体の前に持ってきて前方に押し出す。
- 1~3を3回以上繰り返す
スマホで凝り固まってしまった身体をストレッチでほぐすことで全身の血流を良くしましょう。縮こまった身体を伸ばすのはとても気持ちいいですよ!
最後に
集中するとなかなか自分の姿勢に気づかないものです。
私は大丈夫と思っていても知らず知らずのうちにスマホ呼吸になっているかもしれません。
気づかぬうちに頭痛や肩こりだけでなく肥満に繋がっている可能性があるなんて恐ろしいですよね。
チェック事項で一つでも当てはまった方はもちろん大丈夫だった方もスマホを長時間使用した際は深呼吸とストレッチを忘れずに行いましょう。
非常に便利で私たちの生活になくてはならないスマートフォン。
正しく使って健康で楽しいスマホライフを送ってください!
それではまた!