どうも。FIREを目指して日々奮闘中のお金大好き夫婦です。
私たちがマイホームの購入に至るまでに色々な葛藤がありました。
なぜ私たちがマイホームを購入したのか、どんなことで悩んだのかを記事にしていこうと思います。
私たち夫婦は、夫28歳、妻27歳のときに、5500万円の分譲マンションを購入しました。
家を購入する前からFIREを目指しており、賃貸のままいくか、いっそ家を買ってしまうかを数年議論し続けてきました。
今回の記事では、「FIREを目指しているのに家を購入した理由」「購入するときに注意した点」についてお話していきます。
この記事を書いた人
- 共働き夫婦(夫29歳、妻28歳)
- 資産1900万円を運用中
- 2021年の年間投資成績+200万円
- 自動売買・個別株・仮想通貨など幅広く投資
FIREを目指す夫婦がマイホームを購入した理由
私たち夫婦が持ち家を購入した一番の理由は「安く、広い家に住みたかったから」です。
マンション購入前に住んでいた賃貸の部屋は「40平米」の広さで、家賃12万円でした。
夫婦二人で住むには十分な広さでしたが、ゆくゆくは子どもと考えていた私たちはもう少し広い家に住みたいと思っていました。
ちょうど私が転職をして、遠距離生活ではなく同居できるというのもあって、引越しを考えました。
条件は、お互いの職場にアクセスしやすくて、駅徒歩15分以内、きれいなお部屋だったね。
2LDK以上で少し広めの部屋で、駅からさほど離れていない、大きめの駅がいい、などなど考えて調べていたのですが、どの物件も高いこと高いこと。
私たち夫婦の条件にあう物件は15万円以上の家賃でした。
FIREの計画を立てていく上で、月々12万、年間150万円の支出がとても大きいと感じていた私たちにとって、到底受け入れられる金額ではありませんでした。
そんなときにポストにとある郵便物がきました。
それは「月々の家賃以下で家が買える」というものでした。
近所の中古マンションのビラに、月々の家賃よりも安い金額でローンを組めると書かれていました。
私たちが求めている条件に近かったので、すぐに話を聞きに行きました。
実際に内見して、担当者の方と色々な話をしていくうちに、賃貸物件を探すより、いっそ家を買ってしまった方がいいのではないかと思い始めました。
その後、夫の転職などがあり、内見した物件を購入には至らなかったのですが、これをきっかけにマイホーム購入計画が本格始動しました。
安く広い家に住めるし、FIRE後のことを考えてもマイホームがあった方がいいという結論がでたので迷いはありませんでした。
賃貸と違って、マイホームは設備がとてもいいし、同じ節約生活をしててもQOLが全然違う!!
FIREするなら賃貸より購入が良いと考えた理由
家の購入を本格的に検討し始めて、マイホームがあった方がFIRE後の生活が楽になるということに気が付きました。
今では、FIREするなら早いうちからマイホームを購入した方が良いと私は考えています。
理由は次の3つです。
FIREするならマイホームを購入した方が理由
- 家賃の支払いを単なる出費ではなく投資にできる
- FIRE後の支出を減らすことができる
- 賃貸に出すことで収入を得ることができる
家賃の支払いを単なる出費ではなく投資にできる
賃貸に住んでいると、毎月支払っている家賃はただの出費で、それが自分に返ってくることはありません。
しかしマイホームとして住宅ローンを借りて購入すると、毎月の返済のうち一部は利息として消えてしまいますが、多くは自らの資産になっていきます。
もちろん購入したマイホームの価値は徐々に減っていくので、すべてが資産になるわけではありません。
でも土地は価値が減らないし、マンションであれば建造物の価値も下がりにくいです。
毎月たくさん支払っているお金が不動産という資産になっているのは嬉しいね。
マイホーム購入は不動産投資と言い換えることもできるので、リスクはつきものです。
例えば、相場よりも高い金額で家を買ってしまった、市況が悪化して不動産価格が下がってしまった、などが挙げられます。
こういったことを避けるためには、ある程度長い時間かけて物件をたくさん検討し、自分の中で”買い”だと自信をもって言える物件を見つけ出すことです。
私たちは今の家に出会うまでに丸2年かかったよ。
お買い得感と満足感の両方を満たしてくれる物件はなかなかないので、あきらめずに探してみてね。
FIRE後の支出を減らすことができる
マイホームを早い段階で購入することで、住宅ローンの支払いを早く完了することができます。
ローンさえ完済してしまえば、家の補修費やマンションであれば管理費・修繕費だけで住み続けることができます。
家計の支出の中で家賃は大きなウェイトを占めているので、これがなくなるだけで、FIRE後の生活がとても楽になります。
もしFIRE前にローンを完済することができれば、FIREに必要な資産を小さくすることも可能です。
私たち夫婦が考えているFIRE後の支出に合わせて考えてみると、住居費が15万円のときは、FIRE資金が1億6千万円でした。
住宅ローンを完済していれば、住居費が5万円に抑えられ、FIRE資金は1億3千万円で済みます。
実に3000万円もFIRE資金を減らす効果がありました。
FIREするのに必要な資金はこちらの記事で計算することができます。
賃貸に出すことで収入を得ることができる
マイホームがいいのは分かるけど、FIRE後に住みたい場所と今住みたい場所は全然違うから無理って方は「FIRE後に賃貸に出して家賃収入を得る方法」もあります。
FIRE後は田舎など住居費があまりかからない場所に引っ越せば、家賃収入で、家賃+αを稼ぐことができます。
私たちは将来は田舎に住むことを検討中です。
それも踏まえて、将来も賃貸需要がありそうな都市部の物件を購入しました。
FIRE後は投資で生計を立てることになるから、家賃収入のような安定収入源があると安心できるよね。
マイホーム購入時の注意点
もし本気でFIREを目指すのであれば、マイホーム購入は投資だと考えてください。
安易な物件選びは、FIREできる時期を後ろ倒しにしてしまったり、最悪FIREできないなんてことになりかねません。
そこで次のことに注意をして物件選びを行ってください。
マイホーム購入時の注意点
- 住居費が手取り収入の30%を超えないようにする
- 賃貸と比べて本当にコストが下がるのか計算する
- 将来的にかかる維持費が高すぎないか確認する
住居費が手取り収入の30%を超えないようにする
まず、住居費を手取り収入額の30%以内に抑えるようにしましょう。
もしあなたがFIREなどせず、定年まで働き続けるのであれば、住居費はもう少し大きくても問題ありません。
しかしFIREするには、マイホーム以外にも投資をしなければなりません。
毎年の投資金額が大きければ大きいほどFIRE達成は早くなりますし、将来的に多くの資産を築くことができます。
住居費が大きくなってしまうと、投資に回せるお金が減ってしまい、本末転倒です。
物件探しをしていると、どんどん高い物件が気になってきちゃうんだよね~。
でもFIREするっている強い覚悟を決めて、高額すぎる物件は避けよう!
賃貸と比べて本当にコストが下がるのか計算する
続いて、検討中の物件が本当にお買い得なのかを診断するために、「賃貸に住み続けた場合」と「マイホームを購入した場合」でコストがどれくらい変化するかを計算しておきましょう。
こちらについては少々難しく感じるかもしれませんが、だれでも簡単にコストが比較できるようにExcelファイルを作成しました。
ぜひご活用ください。
将来的にかかる維持費が高すぎないか確認する
これはマンション購入の際に気をつけておきたいポイントです。
マンションには修繕積立金という共用部分を維持・修繕するための費用が毎月かかります。
この修繕積立金が築年数が浅い時は安いのですが、築年数の経過とともに値上げしていくケースが多々あります。
事前に修繕積立金の計画書があるはずなので、確認して、将来的なコスト増も念頭に入れておきましょう。
また戸建てを購入する場合でも、中古物件を購入したときなどは、水回りの修繕が必要になったりするので、いつのタイミングで・どれだけ出費がありそうなのかは事前に確認しておくと良いでしょう。(不動産仲介業者に聞けばある程度教えてくれるはずです)
まとめ:FIRE目指すならマイホーム購入を検討してみよう
少し長くなってしまいましたが、FIREする人でもマイホームを購入するメリットがあることが分かっていただけたでしょうか。
実際マイホームを買うとなると、検討することがたくさんあり、また良い不動産業者ばかりでもないので、じっくり考えてから決断するようにしましょう。
今回記事中でも紹介した「賃貸と持ち家のコスト比較ができるエクセルファイル」がきっと活躍してくれるはずです。
記事のまとめ
- マイホーム購入のメリット
- 家賃の支払いを単なる出費ではなく投資にできる
- FIRE後の支出を減らすことができる
- 賃貸に出すことで収入を得ることができる
- マイホーム購入時の注意点
- 住居費が手取り収入の30%を超えないようにする
- 賃貸と比べて本当にコストが下がるのか計算する
- 将来的にかかる維持費が高すぎないか確認する
たくさん考えて、後悔のない選択をしてくださいね。