鹿児島旅行シリーズの総集編として、
絶対食べたいご当地グルメや桜島、砂むし風呂まで鹿児島の全てを2泊3日で楽しむことができる鹿児島旅行のスケジュールを一挙大公開します。
鹿児島に行ったことのある人は意外と少ないですが、実は魅力たっぷりの県です。
鹿児島でしか味わえない体験やご飯が数多くあり、全て回ろうと思うと2泊3日では到底足りません。でもその中でも特に体験してほしい要素を詰め込んで作ったのが今回紹介するコースです。
実際この通りに行動してみて、無駄なく、せかせかせず、非常にいいプランだと思いました。
鹿児島旅行に行きたいけど、どう回ればいいのか分からないという方はぜひ参考にして下さい。
コース概要
1日目
- 12:00 空港に到着
- 12:30 空港近くでレンタカーを借りる
- 13:30 ランチ「鶏飯」
- 15:00 知覧特攻平和会館
- 16:00 カフェで「知覧茶アフォガード」を食べて休憩
- 17:00 白水館チェックイン
2日目
- 10:00 白水館チェックアウト
- 10:30 道の駅で「焼き芋」
- 12:00 ランチ「回転寿司」
- 14:00 しょうぶ学園
- 16:00 城山ホテル鹿児島チェックイン
- 18:00 ディナー「黒豚しゃぶしゃぶ」
- 20:00 デザート「白熊アイス」
3日目
- 9:00 城山ホテル鹿児島チェックアウト
- 9:30 桜島フェリーで桜島へ
- 10:00 ビジターセンター、足湯
- 11:00 フェリーで本島へ
- 12:00 ランチ「坦々麺」
- 14:00 鹿児島空港
Day 1
まずは鹿児島空港でレンタカーを借りよう
鹿児島には電車がほとんど通っていないため、移動は全て車で行うのが便利です。
鹿児島空港近くにはたくさんのレンタカー屋さんがあるので、ここで車を借りましょう。
鹿児島のレンタカーは東京ほど高くなく、安い時は2泊3日で10,000円程度で借りることができます。
今回私たちが使用したのはニッポンレンタカーです。
大混雑だったにも関わらず、受付から車の引渡しまで非常にスムーズで好印象でした。
ルートおよび所要時間
滞在時間:10~30分
移動時間:約10分(送迎バス)
ランチは奄美の里で鶏飯を食す
鹿児島に来たら絶対食べて欲しいのが鶏飯!
鹿児島に住んでいた経験があるが教えてくれた料理です。鶏飯は奄美大島の郷土料理で鹿児島県内の小学校給食では定番のメニューだそうです。
そんな鶏飯の中でも格別美味しいと元地元民が教えてくれたのが
「奄美の里 健美和楽 花ん華」さんの鶏飯です。
これだけのボリュームでお値段1580円とお手頃なのもいいところです。
鶏飯は大食いに自信のある私でもお腹いっぱいになるほど量があります。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:1時間
- 移動時間:約1時間
知覧特攻平和会館で歴史に触れる
鶏飯でお腹を満たしたら、知覧特攻平和会館に行きましょう。
この知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期に日本軍が沖縄を死守するために行った特攻(特別攻撃)作戦で、犠牲となった陸軍特別攻撃隊員の遺品や家族へ送った手紙が数多く展示されています。
爆薬を搭載した飛行機で敵艦に体当たりする必死の作戦裏で、様々な想いを持って戦闘に臨んだ隊員達を目の当たりにすることができます。
特攻隊が出撃を待つ間に寝泊りした三角兵舎も見ることができます。
知覧特攻平和会館のすぐ隣に「GAS COFFEE」というお洒落なカフェがあります。
全国的に有名な鹿児島の特産品である知覧茶を使用したアフォガードが絶品なので平和会館を訪れた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:1時間
- 移動時間:40~50分
白水館で旅の疲れを癒す
飛行機や車での移動で疲れがたまりやすい初日は早めに宿に行くのがおすすめです。
鹿児島に来たからには美味しい焼酎飲めて、気持ちよく温泉に入れる宿がいいですよね。
そこでオススメするのが、砂蒸し風呂で有名な指宿(イブスキ)にある「砂むし温泉 指宿 白水館」です。
ここは焼酎が無料で試飲できる「焼酎道場」なんて場所がある上に、幻の焼酎と呼ばれる森伊蔵や村尾を飲むことができます。そのほかにも指宿の地酒や全国的に有名な鹿児島のお酒を頂くことも可能です。
更にお風呂は1000坪もの広大な面積を誇る「元禄風呂」があります。雰囲気、泉質ともに最高です。
砂むし風呂も一人1000円で楽しむことができます。
(公式ホームページより)
こちらが焼酎の無料試飲ができる「焼酎道場」
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:一晩
- 移動時間:約1時間
Day 2
道の駅で休憩がてら焼き芋を食す
鹿児島と言えばお芋が有名ですよね。「さつまいも」や「安納芋」が東京で食べるよりずっと安く美味しいものが食べられます。
道の駅に必ずと言っていいほど焼き芋が売られているので休憩がてら食べてみて下さい。
私が食べた中で最も美味しいと感じたのは「安納芋」と「紅はるか」です。
とろとろの食感が好きな人は安納芋を、お芋の食感は残しつつ甘くてとろける味わいが好きな人は紅はるかを選ぶと良いです。
写真は道の駅喜入で食べた安納芋です。真っ黄色で中までとろとろなのが特徴です。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:10~20分
- 移動時間:約30分
地元民で愛される回転寿司でランチ
鹿児島に来たからには海鮮も食べなきゃいけませんよ!
鹿児島中央駅から近くにあるドルフィンポートという商業施設に安く新鮮なネタを食べれるお寿司屋さん「廻る寿司 めっけもん」があります。回転寿司のクオリティとは思えないほどすべてのネタが新鮮でおいしいです。
鹿児島は鯛が有名でこちらのお店では真鯛、目鯛、金目鯛、桜鯛、石鯛など何種類もの鯛を頂くことができます。また板前さんが目の前で握ってくれるのもいいところでした。
写真左が「本まぐろ」、右が「うなぎ」
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:30~60分(混雑時はもっとかかる可能性有)
- 移動時間:40~50分
しょうぶ学園で芸術に触れる
しょうぶ学園はなんと年間1万人もの人が訪れる障がい者支援センターです。
ここでは障がい者の自立と地域とのコミュニケーションを目的とした様々な事業を行っています。
美味しいご飯やお菓子、独自の発想と斬新なアイディアによって生み出される芸術作品。
障がい者支援センターの枠を超えた福祉事業は本当に素晴らしく、鹿児島に来たら必ず訪れてほしいスポットです。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:1時間
- 移動時間:約20分
城山ホテル鹿児島にチェックイン
二日目の宿は「城山ホテル鹿児島」で温泉にゆっくり入り、翌朝に九州1位の朝食を頂きましょう。
この城山ホテル鹿児島はトリップアドバイザーが行っている美味しい朝食ランキングで5年連続1位を受賞&楽天トラベルのランキングで全国準優勝を果たしているほど朝食に力を入れているホテルです。
朝食とは思えないほどのクオリティで、地元グルメが数多くあるだけではなく、新鮮な鯛茶漬けや城山ベーカリーのパンを食べれるんです。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:一晩
- 移動時間:約20分
夕飯はあぢもちで黒豚しゃぶしゃぶを頂く
城山ホテル鹿児島で夕飯を頂いてもいいのですが、せっかく鹿児島にきたのであれば、黒豚しゃぶしゃぶ発祥の「あぢもち」へ行きましょう。
白水館でも黒豚しゃぶしゃぶを食べていたんですが、あぢもりのしゃぶしゃぶは完全に別格でした。こちらはポン酢やゴマダレは使用せずに、すきやきのように卵にくぐらせて食べます。普段食べる豚肉とは全く別物と言っていいほど、お肉の味が強く、もっちりした食感がたまりません。
予約なしでは入れないほどの人気店なので、鹿児島旅行が決まり次第予約するようにして下さい。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:2時間
- 移動時間:歩いて30~40分、タクシー約10分
デザートは白熊アイスで決まり
黒豚しゃぶしゃぶを食べて火照った体には冷たいアイスがぴったり!
ここでもまた鹿児島の名物を食べましょう。それが「天文館むじゃき」の白熊です。
天文館むじゃきは白熊アイス発祥の地です。甘い練乳がとっても美味しいです。
普通に白熊を注文するとかなり大きいサイズになってしまうので、食後はハンディ白熊がおすすめです。
写真はハンディ白熊ですが、これでも大きいくらいでした!
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:数分(テイクアウト)、20分(イートイン)
- 移動時間:1分
Last Day
最終日は桜島へ行きましょう。鹿児島県民にとって非常に身近な存在である火山。
なんと天気予報で降灰予報なんてものもあります。降灰予報とは、火山の噴火によって降る火山灰の移動方向や時間、降灰量を知らせるものです。
活火山が近くにある生活振りを見るためにも是非桜島に上陸してみて下さい。
フェリーで桜島へ
鹿児島市から桜島への移動手段はフェリーです。桜島フェリーは鹿児島港から桜島港を結ぶ船で片道15分で行き来することができます。
また24時運行しているので、いつでも本島と桜島を移動できます。
ルートおよび所要時間
- フェリー乗り場までの移動時間:10~15分
- フェリー待ち時間:10~20分
- フェリー乗船時間:15分
ビジターセンターで桜島を知る
桜島港から徒歩10分程度行くことができるビジターセンターでは桜島の歴史について知ることができます。過去の大噴火や噴火の際に発生する雷の写真など見所満載です。
またビジターセンター内には桜島の爆発回数が書かれた黒板がありました。
ほぼ毎日噴火!噴火が当たり前と言われてもなかなかピンときませんよね。
イチロー引退発表の日だったので、ビジターセンター前には火山灰で描かれたイチローの姿がありました。
ビジターセンターから5分ほど歩くと退避壕があります。
ここは噴火が起きた際に一時的に避難する場所で通常は民家にあることが多いのですが、ビジターセンター最寄の退避壕は道端から普通に見ることができます。
島内にはいくつもの退避壕があり、島民の安全を守っています。
ルートおよび所要時間
- ビジターセンター滞在時間:20分
- ビジターセンターまでの移動時間:徒歩10分
- 退避壕までの移動時間:約5分
霧島錦江湾国立公園で足湯に入る
たくさん歩いて疲れた足を足湯で休めましょう。ビジターセンターの近くにある霧島錦江湾国立公園は無料の足湯があり、いつでも入ることができます。
目の前には海が広がり、鹿児島市内を臨むことが出来る絶景ポイントです。足湯に入りながら絶景を見れるなんて贅沢ですね。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:30分
- 移動時間:ビジターセンターからすぐ
ランチは坦々麺を食す
鹿児島最後のご飯は「たんたんめんの満正苑」で絶品たんたんめんを頂きましょう。
こちらのお店は、地元民に愛される本格たんたんめん屋さん。
中華料理屋さんだったこちらのお店ですが、たんたんめんが美味しすぎて人気が出たそうです。
普通の坦々麺の味を想像していたらビックリします。チーマージャンとラー油の辛味にたっぷり入ったひき肉が絶妙にマッチしています。
しっかり辛いので、辛いのが得意とは言えない方は中辛や普通で充分です。ちなみに私は中辛でも十分辛いと感じました。
こちらのお店坦々麺は絶品ですが、中華焼きそばやチャーハンはそこそこだったので、あくまで坦々麺を食べに行ってくださいね。小龍包やエビチリといったサイドメニューはとても美味しかったです。
ルートおよび所要時間
- 滞在時間:30分
- 移動時間:約10分
帰路
楽しい鹿児島旅行が終わり、帰路につきます。鹿児島空港では大規模なお土産屋さんはないものの、小いお土産屋さんがたくさんあるのでお土産には困りません。
迷ったら、「かるかん」か「かすたどん」をおすすめします。
かるかんは鹿児島の伝統的なお菓子で江戸時代からあると言われています。米粉とお芋を使ったもっちりした生地の中になめらかなこしあんが入っており、他にはない美味しさです。一方かすたどんは「萩の月」に良く似たお菓子で特にお子様へのお土産に最適です。
お土産を購入したら、いよいよ帰りの便です。
家に帰るまでが旅行ですよー!気を付けて帰りましょう。
ルートおよび所要時間
- 移動時間:約1時間
まとめ
2泊3日の鹿児島旅行プランはいかがでしたか?
実際この通りに旅行をしてみて、せかせかするわけでもなく、物足りないわけでもなく、ちょうどいい観光量なのではないかと思いました。
もちろん人それぞれ感じ方が違うと思うので、今回紹介したモデルコースから沢山アレンジしてオリジナルな旅行プランを考えてみても面白いかもしれません。
鹿児島は東京と文化の違いが多く、地元グルメや名産品が数多くあるので、全て網羅できるように綿密に計画を立ててくださいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた!