今回、私が2021年に年利40%を達成したCFDでの投資戦略を公開しようと思います。
この記事を見ることで、CFDのリスクを理解でき、短期と長期で利益を出していく戦略を知ることができます。
なおこの記事はチャート分析ができる人向けとなっているため、もっと簡単にCFD投資をしたいという方は次の記事を読んでください。
こちらの記事はCFDで安全に投資する方法、長期で利回り20%を目指す方法を紹介しています。
この記事を書いている私の投資実績がこちらになります。
2021年のCFD投資実績
- 2020年末の評価損益:40,245円
- 2021年末の評価損益:438,238円
- 評価損益の増減:397,993円
- 確定損益:237,058円(税引後)
- 確定損益+評価損益=約60万円(元本120万円)
この記事を書いた人
- 共働き夫婦(夫29歳、妻28歳)
- 資産1900万円を運用中
- 2021年の年間投資成績+200万円
- 自動売買・個別株・仮想通貨など幅広く投資
そもそもなぜCFDを使うのか
CFD(Contract for Difference)は「差金決済取引」のことです。
通常、株式投資では現物株式の受け渡しを行います。一方、差金決済取引では現物でのやりとりを行わずに「買値と売値の金額差」で決済する取引になります。
皆さんが良く知っているFXは代表的な差金決済取引の一つです。
ところで何でCFDを使うの?
CFDは深夜でも取引できて、レバレッジをかけることもできるから投資効率が良いんだ。
日本の株式市場は9時~15時、米国は季節によって変わりますが日本時間23時半~翌6時となっています。
これはサラリーマン投資家にはかなり厳しい時間です。ちょうど働いているときに日本市場が開いていて、寝ているときに米国市場が開いているのです。
一方、CFDは取引時間が長く、ほとんど1日中取引することができます。
仕事が終わってチャートを確認してからでも取引できるのは本当に助かります。現物のみの取引をしていた時はせっかく利益が出ていて、決済しようと思っていたら、外せない仕事が入ってしまって取引できず結局損してしまうことがありました。
またレバレッジを効かせることができるので、短期で大きく稼ぎたいときに便利です。
特に勝率が高いと判断したときにレバレッジを2~3倍かけることで、利益をレバレッジ分だけ増やすことが可能です。
もちろん高すぎるレバレッジはせっかくの資金を蒸発させてしまう危険があるので、よく理解してから投資するように!
レバレッジをかけないでCFD取引をすることもできるの?
レバレッジを1倍にすればできるよ。
でも過剰にリスクを下げるのは資金効率が低下してしまうから、そこも理解できるように記事を書いていくよ。
CFDのメリット
- 取引時間が長いので、売買チャンスを逃しにくい
- レバレッジをかけることで、資金効率が上がる
CFDの投資戦略
私が実践しているCFDの投資戦略を先にまとめるとこのようになっています。
CFDの投資戦略
- 投資対象
- 日本225、米国S500、米国NQ100、ユーロ50、イギリス100など先進国の株価指数
- ポジションをもつタイミング
- 株価が下落し、直近安値(下値支持線)まで下がったところで少しエントリー
- 株価がさらに下落し、下値支持線を割ったら、さらに少しエントリー
- まだ下がる場合はエントリー中止
- 過去の下値支持線付近で再度エントリー開始
- 決済するタイミング
- ①②でエントリーした場合は直近高値付近で2/3を決済、残りは長期保有
- ④でエントリーした場合は長期保有
投資になれている人であれば、逆張り作戦だということが分かるでしょう。
先進国の株価指数は基本的に右肩上がりに上昇する傾向があるので、特別に割安になったタイミングを狙って購入していく作戦になります。
投資対象
投資対象は必ず先進国の株価指数を選びましょう。とりわけ下落後のリバウンドが早いS&P500やNASDAQ100に連動する商品がおすすめです。
私が使用しているGMOクリック証券では、米国S500や米国NQ100がこれに該当します。
下手に新興国やコモディティ(大豆、石油など)を選ぶと、株価がもとに戻らない可能性があるから気を付けて。
ポジションを持つタイミング
ポジションをもつタイミングをおさらいしましょう。
- 株価が下落し、直近安値(下値支持線)まで下がったところで少しエントリー
- 株価がさらに下落し、下値支持線を割ったら、さらに少しエントリー
- まだ下がる場合はエントリー中止
- 過去の下値支持線付近で再度エントリー開始
言葉では伝わりにくいと思うので、実際に私が取引した例を見ていきましょう。
- S&P500は2020年後半から50日移動平均線が下値支持線となっていたため、50MA(赤線)でエントリー
- 前回安値である4350でエントリー
- 前々回安値である4250円で指値を入れたがエントリーならず
- ダウントレンド(青線)突破でエントリー
- 前回高値付近に到達。上記3ポジション中、2ポジションを決済
⑤で決済した後もS&P500は上昇を続けましたが、ポジションを少し残しておいたので利益が積みあがっています。
決済しないでホールドしておくのはダメなの?
今回は高値を超えることができたけど、前回高値が抵抗線になって、下落トレンドを継続する可能性もある。
そのときに再度エントリーできないと含み損を抱えて動けなくなるリスクがあるんだ。
短期と割り切って、早めに決済する意志が必要になるよ。
チャート分析の勉強方法
今回紹介したトレード方法はチャート分析ができる上級者向けでした。
チャート分析に不安がある、これからもっと勉強したいという方には「先物市場のテクニカル分析」という本を読んでいただきたいです。
こちらの本は、先物市場となっていますが、株式市場でも通じるチャートの読み方(トレンドの概念、出来高、チャートパターンなど)を詳しく理解できるようになっています。
書店では内容の薄いテクニカル分析本や筆者の考え方が色濃く出すぎている本が並んでいて役に立たないことが多かったです。
そんなときに出会ったこの本は”この1冊で十分”と思わせてくれるほど充実した内容でした。
本好きの私でも500ページ越えのこの本は手が出しにくい。。
【まとめ】CFDを使った上級者向け投資法
今回はなかなかブログでは紹介しにくいチャート分析をしたうえでのCFD投資法をご紹介してきました。
基本的には逆張りをして、下がるたびに少しずつ買い増しをしていくナンピン作戦になります。
したがってそのとき株価に勢いのある指数を選ぶことが重要です。
例えば2021年相場では、日経平均は米国株に比べて下落後の戻りが遅いので、少しの下落で拾ってしまうと含み損を抱える期間が長くなってしまいました。したがって強固な下値支持線付近まで下落するのをじっと待つ必要がありました。
一方でS&P500であれば50MAまで下がったときは絶好の買い場になるなど、年や銘柄によって戻りの速度が違うという点を頭に入れてトレードしてください。
CFDの投資戦略
- 投資対象
- 日本225、米国S500、米国NQ100、ユーロ50、イギリス100など先進国の株価指数
- ポジションをもつタイミング
- 株価が下落し、直近安値(下値支持線)まで下がったところで少しエントリー
- 株価がさらに下落し、下値支持線を割ったら、さらに少しエントリー
- まだ下がる場合はエントリー中止
- 過去の下値支持線付近で再度エントリー開始
- 決済するタイミング
- ①②でエントリーした場合は直近高値付近で2/3を決済、残りは長期保有
- ④でエントリーした場合は長期保有
記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事が分かりにくかった、もっと簡単な手法でCFDトレードを始めたいという方向けの記事も書いているので、興味があれば参考にしてください。